個人
【今さら聞けない】フラップレス駐車場とは?~仕組みやメリットを解説~
フラップレス駐車場は、フラップ(ロック板)が無いタイプの駐車場で、近年増え続けているタイプの駐車場で...
#徹底解説 #フラップレス式 #今さら聞けない
COLUMNパーキングの窓口
2023.09.06
個人
フラップレス駐車場は、フラップ(ロック板)が無いタイプの駐車場で、近年増え続けているタイプの駐車場です。
いざ駐車しようと駐車場へ入っても、フラップが無いことで戸惑う方も多いようです。
そこで本記事ではフラップレス駐車場を徹底解説いたします。
フラップレス駐車場はその名の通り、フラップ(ロック板)がない駐車場のことです。
フラップを乗り越える必要がないため、非常に停めやすく、スムーズに駐車できるのが特徴です。
フラップレス駐車場は、車室の停車位置に車が入ると、地面に埋め込まれているセンサー
(もしくは地上に設置されたポール状センサー)が感知し、料金の課金が開始されます。
ここではフラップレス駐車場を利用する際の流れを説明します。
出庫時の精算を含めて特に複雑な手順があるわけではないため、簡単に利用可能です。
① 駐車場内に入り、空いている車室に入庫します。
② 入庫が完了することによって車を感知し、課金を始めます。
③ 駐車完了後は不正出庫を疑われないよう車は極力動かさないように注意しましょう。
入庫の流れはフラップ式駐車場と違いはありません。
ただし、駐車する際は車室をはみ出して車を停めてしまうと、不正入庫となります。
車室内にしっかりと駐車しましょう。
① 駐車した車室の番号を精算機に入力し、料金を支払います。
② 精算完了後、速やかに出庫します。
出庫で注意することは、払い忘れです。
フラップレス駐車場はその構造上、精算をせずに出庫が出来てしまいます。
つい料金の支払いを忘れてしまうと、不正出庫と同じ扱いになってしまうので気をつけましょう。
もし、支払いを忘れてしまった場合は管理会社に急いで連絡しましょう。
フラップレス駐車場は利用者と駐車場経営者双方にメリットがあります。
●メリット
・利用者
① 障害物がない為、入出庫がしやすく、フラップでつまずくことがない
② 出庫時のフラップ(ロック板)確認が不要
③ 接触事故や機器損傷するリスクが少ない
・運営会社
① フラップ(ロック板)のメンテナンスが不要、故障が少ない
② 車両への損傷などのトラブルが少ない
③ 歩行時のつまずき事故等の駐車場内の事故が少ない
④ 駐車場内の掃除がしやすい
⑤ 積雪の際の雪かきがしやすい
●デメリット
・利用者
デメリットとして挙げられるのは、料金を払い忘れて出庫をしてしまい、支払いの意思があったとしても、不正出庫とみなされてしまう可能性がある
・運営会社
不正出庫防止の為、場内に監視カメラの設置が必要となる
ここではフラップレス駐車場以外の主な駐車場について紹介します。
車を感知し板が地面から上昇してロックする駐車場です。
現在もっともポピュラーな駐車場のタイプですが、ロック板を乗り上げる必要がある為、運転が苦手な人には敬遠される場合もあります。
板でロックするため不正出庫を確実に防ぎますが、板にゴミや落ち葉が入って故障しないようメンテナンスに費用がかかってしまうのも難点です。
入口と出口にゲートバーが設置されている駐車場です。
入庫時に打刻される駐車券の時間と、出庫時に精算した時間までが利用時間となります。
商業施設や公園の駐車場に使われることが一般的です。
大規模な駐車場に導入可能で、その分敷地も広くなり駐車も容易ですが、デメリットとして駐車券の紛失等のトラブルが考えられます。
これまで紹介したものとちがい、入庫時に料金を前払いするタイプの駐車場です。
課金は利用時間に応じて増えるものではなく、入庫してから〇時間までで〇円という精算方式が設定されます。
駐車機器が少ないため、設備投資と運営費用を抑えられますが、不正駐車がされやすいため対策は必須です。
今回はフラップレス駐車場について解説しました。
駐車しやすい、出庫しやすいご利用者様にとって優しい駐車場です。
また、運営会社、個人オーナー様も、メンテナンスの費用を抑えた駐車場経営が可能という利点があります。
このようなメリットが広がることで、今後の普及が加速するものと思われます。